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2009年 09月 20日

今は「脱官僚」ということがスローガンみたいになっているけど、一体、政治主導とはどういうことなのか、今後の2大政党制の中で政府が官僚をどのようにコントロールしていくのか、その具体的な姿というのがなかなか想像できない。僕の中で、行政というのは、各官庁であって、それを主導するのが官僚。政治とはこれまで「判断」であった。政府が行政のどこまで踏み込んできて、政権交代の可能性の中で官僚がどのようにポリシー別の仕事をしていくのか。なかなか難しいところである。民主党はそこまで踏まえて脱官僚、政治主導の枠組みを作ろうとしているのだろうか?そのあたりはまだ見えてこない。
脱官僚に天下り禁止に公益法人の撤廃と、高級官僚の人々も大変な世の中になっているようだ。税金を使っているばっかりに大変なこってす。これで、優秀な人材が民間にどんどん流れてしまうような気がして、大丈夫かなとも思う。公務員減らして、政治家減らして、政府はどんどん小さくなるよ。
僕の数少ない官僚の知り合いは、高校の同級生で、やっぱり東大法学部。すごく優秀なやつだったなぁ。その能力を存分に発揮して仕事をしてほしい。

まぁそれはそれとして、今、気になっているのは自民党の総裁選挙である。
河野太郎さんには頑張ってもらいたい。でも、総裁になるのは谷垣さんなのだろう。それは数の論理で仕方がないとして、河野さんにはその後に自民党を割ってもらいたい。彼こそは「小さな政府と地方分権」を掲げる政治グループを結成できる人だと思えた。「小泉路線の継承」をポリシーとして堂々と掲げているのも潔く、2大政党制の中で保守イデオロギーのひとつの対抗軸となりうるのではないか。

そうなれば、民主党は「大きな政府と中央集権」でしょう。市場原理主義と資源分配主義。もちろん、中庸なグループもあっていいし、2大政党にこだわりはない。

そういった政界再編が起こったとき、小沢一郎という人がどう動くのかが一番気になるところだ。
彼の描く2大政党制はおそらく今の姿ではない。民主党にいるのは政局の為であり、彼こそは90年代初頭に「小さい政府」を掲げた人ではなかったか。民主党も割れればより理想に近い2大政党制が出来上がる。

2大政党制の中であるべき官僚の姿はどうだろう?これはやっぱり難しいね。日本の将来を見据えて、本来は官僚と政府が共同で政治を主導していかなければならないはずだけど、ポリシーによって、仕事の内容が変化するというのはやりきれない。だからこその政治主導だろうけど、そう考えると、本当に2大政党制っていいものなのかな?

今日、テレビを観ていたら、テリー伊藤が「自民党の内紛を見ていると腹が立ってしょうがない。勝手にやれって感じだ」と言っていたけど、個人的にはすごく面白い展開だと思うし、もっと注目されていいとも思う。でも、未来像はまだ見えてこないなぁ。この国のかたち、、、どうなることやら。

「僕は日本のアカルイミライが見えませーん!」「見つけろ、てめえで!」ってか。

by onomichi1969 | 2009-09-20 16:21 | 時事 | Trackback | Comments(0)

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