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Rock and Movie Reviews : The Wild and The Innocent

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semスキン用のアイコン01 Don Henley "Building The Perfect Beast"(1984) semスキン用のアイコン02

  

2008年 05月 18日

Don Henley \"Building The Perfect Beast\"(1984)_a0035172_2136482.jpg世代的な記憶もあり、僕の中でドン・ヘンリーと言えば、このアルバムになる。
もっと言えば、「The Boys of Summer」である。ちょうど僕がベストヒットUSAを観始めた頃に流行った曲で、その情緒的なメロディにドン・ヘンリーの甘く渋いハスキー・ボーカルがマッチしていて、感傷たっぷりのPVもすごく印象的だった。僕は当時、この曲が一発で気に入ってしまったのだ。その流れでアルバムもすぐに借りた。
イーグルスを聴いたのはその後のこと。イーグルスの中ではグレン・フライのボーカル曲の方が気に入った時期もあったけど、それでも「ボイス・オブ・ホテル・カリフォルニア」はやっぱり無比の味わいなのである。甘くて渋い、そしてセクシーでいて枯れた響きのある声。ドン・ヘンリーこそはロックボーカリストとして天性のものを持っていると言えるだろう。それだけで僕は彼を認める。多少、素行が悪くても、、、である。

さて、”Building The Perfect Beast”(1984)は、ドン・ヘンリーのソロでの2ndアルバムであり、最高傑作と呼ばれる。ソロ代表曲であり、80年代中期のウエストコーストサウンドの名曲「The Boys of Summer」の他、同じくトップ10ヒットとなったダンサブルな「All She Wants to Do Is Dance」、壮大で情景的なサウンド「Sunset Grill」もよい。後期イーグルス風バラード「You're Not Drinking Enough」も個人的には好きな曲である。

そう、僕は誰が何と言おうとドン・ヘンリーのバラードが好きなのである。イーグルス時代の曲は言うに及ばず。だって、聴くだけで切なくなる。その声は僕らの胸に響く。心が締め付けられる。そんな声の持ち主だというだけで、僕は彼を天才と認めるのだ。

by onomichi1969 | 2008-05-18 21:46 | 80年代ロック | Trackback | Comments(0)

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