Asia "Asia"(1982)
2007年 06月 29日
それは、スーパーグループとしてのエイジアであり、全世界で1500万枚のセールスを記録したファースト・アルバムAsia(『詠時感~時へのロマン』)であり、全米No.1の大ヒットシングルHeat of the Momentであった。
今でもHeat of the Momentのイントロのギター音を聴くだけで痺れるのは、世代的な影響のせいだろうか。
単純化されポップ化されたプログレ。イエス、EL&P、キングクリムゾンの主力メンバーが奏でるヒットソング。そこに70年代の幻影は微塵もなく、正に80年代的ポップ&ハードを象徴した音楽だった。エイジアは、一夜にして、プログレ・ハードの代表格となり、金字塔となった。
しかし、その音楽はポップという名の時代の息吹を感じさせると共に、ある種の決意と相応の輝きに満ちていると僕は思う。プログレ黄金期の主力メンバー達による作品だからこそ感じる時代への確信性。正に80年代初期である。その音は今でも(というか今だからこそ)とても新鮮に感じる。
by onomichi1969 | 2007-06-29 01:05 | 80年代ロック | Trackback(1) | Comments(2)
1982年発表。スーパーグループの大傑作 これはリアルタイムで聞きまくってました。 スーパーグループって言われてましたっけ。 とにかく①「ヒート・オブ・ザ・モーメント」のギターのリフから始まるオープニングから、ポップな⑨「ときめきの面影」まで駄作がなく、一気にのめりこんでいってしまいます。 当時ドラムに興味を持っていた私は⑥「この夢の果てまで」のエンディング、カールパーマーのドラミングにしびれました。 後にあの名曲「ラジオスターの悲劇」で有名なバグルズに、エイジアのジェフリーダウ...... more
>今でもHeat of the Momentのイントロのギター音を聴くだけで痺れるのは、世代的な影響のせいだろうか。
同感です。ひょっとしたら世代的なものかもしれませんが(笑)。
あのイントロの厳かな雰囲気は独特なものですね。
当時一般的にシングルしか聴いてなかったのですが、このアルバムと出会い、アルバムを通して聴く面白さを知りました。名盤ですね。
僕がHeat of the Momentを知ったのはベストヒットUSAのタイムマシーンのコーナーでした。でも、実際はそれ以前に何度もこの曲は聴いたことがあって、初めてPVを観たときもとても懐かしい感じがしたものです。やっぱり名曲ですね。