ラン・ローラ・ラン "Lola Rennt"
2005年 12月 16日
この映画は、スタートからローラという電子を発射させ、観測によって3つの違った結末(位置)を用意する。これはまさしく量子論の基礎となる「2重スリット実験」そのものではないか。。。
この実験により、電子は粒子であると同時に確率論的に存在する波であり、観測前の電子は確率としてしか存在し得ないということが明らかとなったのである。
観測前のローラの世界には幾多の行き方が確率論的に存在するが、それは観測と同時に収縮する。結局、ローラは最後にどうなるのか? 生きているのか、死んでいるのか。この映画は、3つの収縮の可能性を提示したのみで、どれを選択しているとははっきり言っていない。シュレディンガーの猫は、生きているのか?死んでいるのか? 生きている状態も死んでいる状態も量子論的には同時に在りえて、そしてその状態は確率としてしか存在し得ない。あぁ、つまり、彼女(世界)は生きていながら、同時に死んでいるという、「確率」という存在でしかないのだ。。。あぁぁぁ、それを否定するには、彼女が生きている世界と死んでいる世界が同時に存在しなければならず、それは観測者である僕らが既にパラレル(多世界)に存在しているということになるのだぁ!!
と、別に感嘆するまでもなく、この映画はパラレルワールドをさらりと描いているので、あまり考えすぎずにパンクに楽しむのが正しい鑑賞方法だろう。1998年ドイツ映画(2004-08-29)
みんなのシネマレビュー 『ラン・ローラ・ラン』
by onomichi1969 | 2005-12-16 21:32 | 海外の映画 | Trackback | Comments(4)
シュレディンガー方程式って一体…984ページか…うむぅ…ほほぅ…
(↑全然解って無い(泣…私多分(多分って!)何回も観てしまうのは只々パンクに人生ってば皮肉だなぁ…なんて観てたンでしょうか。(嗚呼このコメントも送信するの恥ずかしい!)
(はっ「2重スリット実験」も辞書を引かねば!)
(長くなってすみません。)では又伺わせてくださーい。
iPod買いました。新しい音楽生活が始まるような感じでワクワクしています。
iPodですかぁ。確かにこれは便利です。
ちなみに僕はcreative zenを使っていて、、今度買うならやっぱりappleかな、と思っていますw