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semスキン用のアイコン01 Thin Lizzy "Black Rose"(1979) semスキン用のアイコン02

  

2007年 12月 02日

a0035172_1047889.jpg70年代のハードロック・バンドの中で、その70年代という時代を象徴するような存在なのがシン・リジィである、と僕は思う。
リン・リジィの代表作と言えば、オリジナルでは”Jail Break”(1976)と”Black Rose”(1979)であり、ライブとしては” Live And Dangerous”(1978)が挙げられる。これら3つのアルバムは全て「買い」である。シン・リジィのというだけでなく、70年代ロックのマスターピースとして、これらのアルバムはやはり外せない。

ボーカル&ベースのフィル・ライノットがシン・リジィの象徴的存在である。このバンドの特徴である「語る」ボーカル・スタイル、ハード且つソウルフルな歌声、そして、そのロックンロール・スピリットはフィル・ライノットの情熱的と言われるキャラクター所以のものである。
シン・リジィのバンドスタイルとして特徴的なのが、レス・ポール・ギターによるツイン・リードである。歴代のギタリストとしては、ブライアン・ロバートソンとスコット・ゴーハム、そして、ゲイリー・ムーア、スノウィー・ホワイト、ジョン・サイクスが挙げられる。スコット・ゴーハム以外は入れ替わりが激しい。
個人的には”Black Rose”(1979)の前面ではじけるようなギター音が好きなので、ゲイリー・ムーアとスコット・ゴーハムのコンビが1番ピタッとはまっているように思う。ギタリストとしてはジョン・サイクスの人気もあるようだが、彼らの80年代のアルバムはこれまでとガラリと変わり、ハードで単調なLAメタル的な音に染まってしまう為、僕にはあまり合わないようだ。(というか、フィルの声が全く出ていないのが聴けない理由、、、)

シン・リジィには60-70年代のポップ&フォーク/ロックの様々な要素を感じることができる。曲によってはまるでドゥービー・ブラザースのような乾いたポップセンスを聴かせ、またボストンのようなプログレハードっぽい曲調があり、ブルース・スプリングスティーンのような言葉の奔流を響かせる、そういったアメリカ的な朗らかさが見られると同時に彼らの出自であるアイリッシュ系トラディッショナルなフォークロアっぽい曲もある。
そして、その叙情性。ツインリードギターが奏でる倍音とフィル・ライノットの響きある声が重なることでさらに増幅する倍音の叙情性。これは彼ら特有の味わいであると同時にバンドの個性そのものである。

フィル・ライノットは70年代ロックを代表するボーカリストである。スティーブ・マリオット、ボン・スコット、そしてリチャード・マニュエル。響きある声をもった天才達は70年代の終わりと共に夭折してしまうようだ。フィル・ライノットも1986年、ヘロインの過剰摂取が原因で死亡し、シン・リジィというバンドも実質的な終わりを迎えるのである。

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by onomichi1969 | 2007-12-02 09:34 | 70年代ロック | Trackback | Comments(0)

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