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semスキン用のアイコン01 The Rolling Stones "Still Life"(1982) semスキン用のアイコン02

  

2006年 02月 25日

a0035172_145234.jpg巷ではストーンズの来日公演の話題でもちきり、、、かどうかはよく知らないけど、僕自身としては彼らの新しいコンサートに特に惹かれるものはない。昨日、今日とたまたまZEPとWhoのライブDVDを観たのだけど、こういったステージを観ちゃうと今更ストーンズのライブに何を期待すればいいのか。。。

思えば16年前、20歳の僕は彼らの初来日公演を観るために上京して東京ドームまで行ったっけ。

大学の友達と九段下の駅で待ち合わせしたのだが、その友達がなかなか現われず、チケットもその友達が持っていたので、待ちきれずにダフ屋からでも買おうかなと思い、とりあえずドームに向かったのだ。
すると、外人スタッフらしき兄ちゃんが「アリーナのチケットを10,000円で売るぞー」って叫んでいたので、こりゃちょうどいいと思い声を掛けると、前から24列目のチケットだった!ラッキー!!もちろん直ぐに1枚購入。友達には悪いけど、予約してあったのはスタジアムの後ろの方の席だったし、まだ金は払ってなかったので、、、まぁ遅刻した君が悪いということで。。。
でも、前の方の席って、なんだか偉そうな人ばっかりで、小汚い格好の学生が間違えて紛れ込んでしまったような感じだった。有名人もたくさんいて、いわゆるVIPクラスの席というか、微妙に硬直したような変な雰囲気だった。ストーンズのステージ自体はそこそこだったけど、音は悪いし、なんとなくノレなかったような気がする。

ストーンズのライブアルバムと言えばこの一枚、"Still Life"(1982)だろうか。

ミックのフットボーラー姿やキースの急激な老け姿など、この頃のストーンズの変りぶりは個人的にあまり好きじゃない。。。けど、このライブ盤は昔よく聴いた。
ストーンズの本領はライブにある、とは全然思わないけど、このライブはわりと纏まっているんじゃないかナ。。。というか、実は僕はストーンズのライブは、90年の東京ドームを生で観たのとこのアルバムしか知らない。だったら、こっちのアルバムの方を取るというだけか。。。

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The Rolling Stones ”It's Only Rock and Roll”(1974)のレビューはこちら!
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by onomichi1969 | 2006-02-25 19:47 | 80年代ロック | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 The Rolling Stones ”It's Only Rock and Roll”(1974) semスキン用のアイコン02

  

2005年 03月 20日

a0035172_225560.jpg気がつけば、僕の持っているストーンズのアルバム(CD)は、”Let It Bleed”(1969)から”Tattoo You”(1981)まで、ほぼ70年代に限定されている。(彼らの60年代の傑作である”Beggars Banquet”(1968)や”Aftermath”(1966)については昔カセットで持っていたけど、結局まだCDで買い直していない→この記事アップ後買いましたw)
彼らのアルバムの中からベスト1枚を選ぶことは、不可能である。ストーンズのサウンドは、昔から一貫しているように思われがちだが、それはミックのボーカルスタイルによるところが大きく、サウンド自体は時代とともに変遷しているように僕は思う。実際、時代の音楽を巧みに取り込むことは彼らの最も得意とするところなのだ。
彼らのアルバムを時期的に分けるとすれば、リードギタリストがブライアン・ジョーンズの時代、ミック・テイラーの時代、ロニー・ウッドの時代。。。というようになるだろうか。しかし、単純にリードギタリストの違いだけで時期を分けるのは乱暴すぎるのも事実で、60年代後半はブライアンが完全に不能であった時期もあるし、僕も大好きなアルバムである”Black & Blue”(1976)などは、ギタリスト・セレクションと呼ばれたレコーディングがそのままアルバムとなったような作品で、ロニーがメインでギターを担当している曲は1曲しかない。(”Black & Blue”(1976)は、ストーンズのアルバムの中でも特異な印象を与えるクロスオーバー的な作品だ。ちなみにこのアルバムでは元キャンドヒートのハーヴィ・マンデルのギターが素晴らしい。もちろんビリー・プレストンの楽曲と演奏がこのアルバムの印象を決定付けていることもある。) メンバーチェンジの派境期には、多くのサポートメンバーが参加するので、そこにはリードギタリストに依らないが故の名演があり、その多くは名盤である。とはいえ、やはりストーンズにとってのリードギタリストの違いは、時代時代における彼らの色の違いを象徴するものであることも確かだろう。
ということで、ストーンズのアルバムについては、今後気が向いたら適当にピックアップしながら紹介していくことにするが、今回は、ミック・テイラー時代の傑作であり、実際、彼のギターがその本領を発揮したアルバムでもある”It's Only Rock and Roll”(1974) を取り上げてみる。
このアルバムの特徴としては、表題曲である”03 It's Only Rock and Roll”が代表曲として捉えられることが多いが、僕としては、やはりミック・テイラーのギターが象徴的な”05 Time Waits for No One”や”08 If You Really Want to Be My Friend”、”09 Short and Curlies”、”01 If You Can't Rock Me”などがこのアルバムの印象を決定付けているのではないかと思っている。(実際、”03 It's Only Rock and Roll”などはその後のメンバーとなるロニーの作品であるとも言われている。)
ミック・テイラーは、元々ジョンメイオール学校の優等生で、音楽的には知識、演奏テクニックにおいて、当時のストーンズの中ではずば抜けた才能に恵まれており、ストーンズの70年代初期の音楽性、ブルースロックというかスワンプロック的な味わいに大きな影響を与えたと言われる。ストーンズのオリジナル作品はすべてミック&キース名義となる為、なかなかその作品のオリジンが見えにくいけれど、ミック・テイラーの音楽性は、スチュやサポートメンバーであったレオン・ラッセル、ドクター・ジョン、(ライ・クーダーやアル・クーパーも挙げたいが)などと共にこの時代のストーンズサウンドに大きな献上をしているはずなのである。
ミック・テイラーの作品の特徴は、その流暢なギターワークにある。アルバム”It's Only Rock and Roll”(1974)で言えば、先ほど言及した”05 Time Waits for No One” が最も象徴的だろう。僕はこの曲を最初に聴いた時、ある意味でストーンズ的ではない(キース的リフ感覚に乏しい?)ギターサウンド、演歌のような単音フレーズにある種の違和感を抱いたものだ。しかし、それもまたミックのメインボーカルとキースのコーラスが被さることによってストーンズになる。そして、これらが数あるストーンズサウンドの中でもこの時代を象徴した忘れじの名曲だと、今では思うのである。
ミック・テイラーはこのアルバムを最後に脱退する。その理由は未だに明確に言明されていないようであるが、”Sticky Fingers”(1971)から”Goats Head Soup”(1973)を経て、明らかにミック・テイラーがフロントに立ったこのアルバムがキースの影を薄くしているのもまた確かなのである。はっきり言えば、キースはミック・テイラーを含め、70年代初期のアルバムに多く参加したサポートメンバーから多くのもの、音楽的素養を学んだはずだ。そして彼の趣味でもあるクロスオーバー的な味わいのある” Black & Blue”(1976)を経て、「似たもの」ロニー・ウッドを最愛のパートナーとして(懇願して)選択し、現在のストーンズサウンドの原型ともいえるツインリード&サイドギタースタイルが特徴的な”Some Girls”(1978)を生み出す。キースがロニーを選んだこと、それがストーンズにとって正解だったことは、今では誰もが納得するだろう。
ミック・テイラーはその端整な容貌、優れたギターテクニックと音楽性によってストーンズのメンバーとなったが、ある意味でこのアルバムで完成され、その後変遷していくストーンズサウンドにとってはもう不要の存在だったと言えるのではないか。その大人しい性格もミック・ジャガーとキースの間に入るにはキツかった、、、と言われる。(ミック・テイラーの側から見れば、音楽的にも、もうストーンズの枠に収まりきれなかったとも言える。) その後加入するロニーこそ、ストーンズのイメージによりフィットしたし、メンバー間のバランスをとるためにも最適だったのだろう。
まぁとにかく、ミック・テイラーが活躍する”Goats Head Soup”(1973)や”It's Only Rock and Roll”(1974)は僕の大好きなアルバムである。そして、ストーンズサウンドのひとつの完成型として、この時代を象徴するアルバムなのである。

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The Rolling Stones "Still Life"(1982)のレビューはこちら!
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by onomichi1969 | 2005-03-20 02:39 | 70年代ロック | Trackback | Comments(6)

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