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2007年 08月 15日

a0035172_23292560.jpgようやくDVD化した『JANIS』を購入。
ロック映像・ドキュメンタリーとしては、BBS "An American Band"、The Who "The Kids are Alright"、The Band "Last Waltz"、John Lennon "Imagine"、Elvis "That's the Way It Is"と共に時代を代表する作品と言えよう。

ジャニスを一躍スターダムに押し上げた1967年のMonterey POP Festivalでの名唱"Ball and Chain"、BB&HCとの"Summertime"のレコーディング風景、そして、Kozmic Blues Bandとの共演によるヨーロッパツアー、フランクフルトでの演奏などを収録している。
圧巻なのは、やはり、Full Tilt BoogieとのFestival Express(カナダ)での演奏であろうか。"Tell Mama"、"Kozmic Blues"、"Cry Baby"と素晴らしいステージングが続くが、正に鬼気迫る熱唱と言う他ない。(彼女の夭折はその3ヶ月後である)
ジャニスのステージというと夜のイメージが僕にはある。ウッドストックでの"Work Me, Lord"もナイターの煌びやかさが映えた印象に残るステージだった。

本作『JANIS』には彼女の代表的なステージ映像の他に貴重なインタビューも収録されている。実は、このインタビューがジャニスの本性とでも言うべき彼女の誠実さをよく伝えていて、演奏シーン以上に感動的なのである。それは上記のロック映像作品の全てに共通するが、彼らの生き様そのものを垣間見せ、そのステージの印象をより彫り深いものとさせてくれる。

ロックが最も幸せだった時代、彼女は自由を心から信じ、そして歌った。夢見がちで傷つきやすい少女、世間から孤立し、笑いものでしかなかった少女は歌によって救われ、その彼女の歌が今度は多くの人々の胸を奮わせるのだ。彼女の存在の偉大さを改めて感じさせてくれる。彼女ほどロックの本質、その強さであり、弱さである「誠実さ」を体現するボーカリスト、ミュージシャンは他にいないと僕は思う。
改めて思うけど、ロックとは天性であるとともに、より人間的なもの、ブルージーでソウルフルな、その根源的な哀しみと密やかな喜びから発せられるものなのだ。彼女の歌はそのことをよく教えてくれる。

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by onomichi1969 | 2007-08-15 23:57 | 音楽の映画 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 Janis Joplin "I Got Dem Ol' Kozmic Blues Again Mama!"(1969) semスキン用のアイコン02

  

2007年 08月 11日

a0035172_1152516.jpg僕が初めて聴いたジャニス・ジョプリンの曲は、”Maybe” と ”Kozmic Blues”だったと思う。
それらは、中学か高校生の頃、家に同居していた叔父が持っていたカセットに入っていた曲である。これまで多くのロック・ミュージックを聴いて、様々な衝撃を受けたが、その時、カセットから聴こえてきたジャニスの声は、その中でも最大級のものであった。

声というものがここまで「響く」ものなのか、心に染み入るものなのか、そのシンプルで原始的な現象に僕はまさに感動したのである。それ以来、僕はジャニスの曲を繰り返し聴くようになり、アルバム(当時のLP)も購入した。

ジャニスのアルバムと言えば、Big Brother & the Holding Company名義の”Cheap Thrills”(1968)、”I Got Dem Ol' Kozmic Blues Again Mama!”(1969)、”Pearl”(1971)の3枚のオリジナルが有名である。その他、BB&HCのファーストや未発表曲集などもあるが、やはり聴き所満載なのはオリジナルの3枚であろう。
この3枚は、どれも名盤であり、もはやどれが1番とは言えない。それぞれにアルバムの色合いが違うので、その特色を楽しむことができるだろう。ライブ感があり、BB&HC特有の荒々しさを感じることができる”Cheap Thrills”、ソウルテイストに溢れる”I Got Dem Ol' Kozmic Blues Again Mama!”、ロック色に彩られたバンドサウンド”Pearl” どれも素晴らしい作品であり、どのアルバム、どの曲にもジャニスの声が圧倒的に響くのだ。

ジャニスは僕が1番好きなボーカリストである。(その他、スティーブ・マリオットやポール・ロジャースも好きだけど、やはり筆頭は、、、ジャニス!) 僕はこれまで、彼女の魅力について、このブログで何度か語ろうとしたが、それが出来なかった。それが如何に難しいことかということのみを実感してきたのである。そして、ようやく、それが「語りえないもの」であるということに気がついた。

「語りえないもの」、それがロックの本質でもある。それが如何に素晴らしいものであるかを語りたいが為に僕はその周辺を迂回するように、これまでいくつかのロックに纏わる話を書いてきたが、やはり、その本質は「語りえない」のである。だから、僕らはごくナチュラルに意味のない叫びを発することになるのだ。Yeah! Noooo!

ジャニスと言う存在は、明らかにそのコアの部分そのもの、ロックの本質そのものである。

彼女の歌を聴きながら、今日も僕は心を響かせる。胸が打たれ、魂が締め付けられる。そして、コアの部分から叫びが搾り出される。Baby Baby Baby!

。。。あと、ついに映画『Janis』がDVD化したんだね。早速購入。Hi Hoooo!
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by onomichi1969 | 2007-08-11 12:09 | 60年代ロック | Trackback | Comments(0)

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