Year of the Tiger 2010
2010年 01月 01日
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします
昨年はブログの稼働率もかなり低空飛行でしたが、まぁこんなものでしょう。
世は低成長時代ですから、今年もぼちぼちといきます。
ところで、
大晦日の昨日は、例年のように格闘技番組を観て過ごしました。
が、これももう昨年限りかもしれませんね。
格闘技、格闘技といいますが、
所詮、それは格闘技ショーです。
プロフェッショナルであり、エンターテイメントです。
それをコントロールするのは、本来、興行側の問題です。
その影響力を考えれば、今、彼らの倫理観が試されていると言うべきでしょう。
動物的(ex.動物化する人間)という言葉があります。
一言でいえば、短絡化です。欲求と充足が短絡し、本来、人間の欲望というものの本質としてそこにあるべき様々な意味の希求だとか、他者の承認といったプロセスが奪われた状態と言えます。
回路が単純化し、常に閉じられた状態。
そこにフィードバックだとか、フィードフォワードといった思考制御が働かない。
そういった動物化を時代の流れとして認めたところに現代的なセキュリティ社会だとか、モニタリングだとかいう社会モデルがあるのですけど、それって、やっぱり、悲しいことですよね。僕らは、本来、何をコントロールすべきなんでしょう??フラットな社会という地平に微かに見えていたアカルイミライが急速にフェードアウトしていくような、そんな錯覚をおぼえます。(そういえば、2000年代は社会学の時代でしたね。ほんと。)
話はそれましたが、とにかく、、、
昨日の試合、特に青木選手の試合を観て、暗澹とした気持ちになりました。
おそろしいことです。悲しいことです。
こんな試合を認めたら絶対だめだとは思いますが、その映像と共に、その行為を易々と認めてしまう言説を見るにつけ、僕は時代そのものを見せつけられたような無力感に包まれてしまいます。年始早々、困ったものです。
そこで、アントニオ猪木の話↓
思うんですが、、、
by onomichi1969 | 2010-01-01 22:19 | お知らせ | Trackback | Comments(0)