Rock and Movie Reviews : The Wild and The Innocent

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semスキン用のアイコン01 ブラザー・サン シスター・ムーン "Brother Sun, Sister Moon" semスキン用のアイコン02

  

2009年 08月 01日

a0035172_1351543.jpg今ではこんな作品を作る人はいないだろうな。
70年代前半になぜこのような映画が作られたのか?宗教というのは一つの生き方だとは思うが、あの挫折の時代(70年代)において、敢えて神の名のもとに、確信的に所有を否定する考えは、やはり一種の逃避としか思えない。この作品に見られるフランチェスコのような聖者像や彼に従って若い青春を抑圧する信者には、いまでは多くの人が共感し得ないだろう。
若さ故の自意識の表出というのは、とても自然なことだ。そこでの挫折を僕らは「青春」と呼ぶが、生き難さの抑圧の中でも僕らは真っ当に生きることを目指して、社会における様々なエロスと抑圧を引き合わねばならないのだ。僕らは21世紀の高度資本主義社会に生きる者として、自明の抑圧に耐え、その中でささやかな生きていく欲望を見出だすのみである。青春を抑圧するところに哲学はない。。。

と今では思うが、この映画を観た10数年前には、違和を感じながらもその清清しさに心を動かされたような気もする。実のところ。。1972年イタリア・イギリス映画(2003-10-18)
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by onomichi1969 | 2009-08-01 13:52 | 海外の映画 | Trackback | Comments(0)

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