Rock and Movie Reviews : The Wild and The Innocent

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semスキン用のアイコン01 ソフィーの選択 "Sophie's Choice" semスキン用のアイコン02

  

2008年 11月 23日

a0035172_1656383.jpgこの世の中にこれほどの絶望の生があろうか。彼女には狂気という逃げ場さえも奪われているのだ。

生きるということを決定的に引き裂かれ、それでも生きていかなければならない、それほどの地獄があるということに、僕らはただ息をのみ、言葉を失うしかない。彼女はそれでも「不在」の神に祈りを捧げるのだろうか。

「不在」の神とは、常に「沈黙」する神。
『カラマーゾフの兄弟』でイワンが切々と訴える「永久調和の世界が将来達成されたとしても、それが何であるかを理解しえずに涙を流したまま死んでいった子供がいる以上、到底承認することができない」神でもある。

もし、祈り続けられる勇気があったのなら、本当に狂気から目をそらさずにいられるのだろうか。1982年アメリカ・ユーゴスラビア映画(2003-10-18)
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by onomichi1969 | 2008-11-23 14:07 | 海外の映画 | Trackback | Comments(0)

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