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semスキン用のアイコン01 黒い瞳 "Oci Ciornie" semスキン用のアイコン02

  

2008年 03月 12日

a0035172_2346446.jpg恋愛というのは基本的に一方的な感情です。
また、恋愛は、その成就に障壁があればあるほど、それを乗り越えることが恋愛そのものと錯覚され、時に人を破滅へと導きます。その昔、『ひまわり』でソフィア・ローレンを振りまわした男、マルチェロ・マストロヤンニが『黒い瞳』では、いい年をして恋愛に振りまわされ、破滅の一歩手前まで行きながら、結局のところ、踏み止まります。苦渋の末に(そしてあっさりと)ロシア女性を裏切る彼の行動はまさに恋愛に伴う悲哀そのものを体現します。
最終的に家庭に額ずかざるを得ない主人公に恋愛の限界を見た、というのは間違いで、そういった恋愛の心情も含めて、様々なエロスの綱の引き合いこそが人生そのものなんだなぁって。その誠実さにはささやかながら共感するのです。チェーホフの原作の持ち味を嫌厭味なく忠実に表現した恋愛映画の佳作だと思います。1987年イタリア映画(2003-05-03)
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by onomichi1969 | 2008-03-12 23:50 | 海外の映画 | Trackback | Comments(0)

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