Rock and Movie Reviews : The Wild and The Innocent

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semスキン用のアイコン01 トリコロール 青の愛 "Trois Couleurs Blue" semスキン用のアイコン02

  

2008年 03月 12日

a0035172_0374179.jpg青は孤独に美しい。この映画で表現されるビノシュの青は、哀しみです。画面の彼女が崩れ落ちるとき、青白い素肌が妖艶な炎のように、情景に広がる静謐から沸き立ちます。僕らは、ただひたすら、彼女の青に溶け込む透徹な美しさ、何ものをも受容しない絶望の美しさに酔うのみなのでしょう。フランス国旗のトリコロールの青は自由を表すといいますが、哀しみが何ものにも代えられない自分を抱えることと同義であるという意味において、この映画の青と象徴的な重なりをみせるのです。1993年フランス/ポーランド映画(2002-03-01)

<追記>青が究極の色だという話を最近竹本健治の短編で読みました。まっさらな純白、究極の色彩と思われた透き通るような白にかすかに混ざる色。それが青だったのです。純白をさらに純化した向こう側に何故、青が存在するのか、、、実はそれは星の色と同じなのです。
「星は温度が低いと光をだせずに黒、ある程度熱くなると赤、そのあと温度があがるにつれてオレンジ、黄色と変わり、どんどん白に近づいていく。そしてもっと高温になって、白を通り越してしまうと、星の色は青くなる!それはどこまでも深い青の世界なのだ!」
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by onomichi1969 | 2008-03-12 00:54 | 海外の映画 | Trackback | Comments(0)

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