Rock and Movie Reviews : The Wild and The Innocent

onomichi.exblog.jp

ブログトップ

semスキン用のアイコン01 ラストタンゴ・イン・パリ "Ultimo Tango A Parigi" semスキン用のアイコン02

  

2007年 01月 08日

a0035172_2303719.jpg絶望が引き寄せる孤独と絶望を希求するが故の孤独。
孤独と孤独が紡ぐ性愛、その現実感が満たす孤独という名の救済と慰撫。

「ラストタンゴ・イン・パリ」が描く男と女の恋愛劇には、マーロンブランドの強烈な個性に引き摺られながら、その醜悪さも切実さも含めて最後まで惹き付ける魅力があった。
最終的に男は恋愛を絶望からの帰還へと変化させるが、女にとってそれはあくまで現実からの逃亡に過ぎなかった。確かに本来的な孤独の意味、その「失われざるための愚かしさ」に囚われていたのは女の方であったか。女は何を求め、何を殺したのか、それは男が追いかけたものでは全くなかったことは確かである。

男が逃れた狂気は既に女の側にあったのだ。

しかし、男を殺したことによって急速に現実的問題に執心する女の姿は、陽気なラストタンゴが全く夢の如く思えるほどに、冷たい。あれは何だったのだろうか。

マーロンブランドが醜悪にして、痺れるほどに最高の演技を見せた恋愛映画の傑作。1972年フランス・イタリア映画(2004-07-10)
[PR]

by onomichi1969 | 2007-01-08 23:04 | 海外の映画 | Trackback(1) | Comments(4)

トラックバックURL : http://onomichi.exblog.jp/tb/4959418
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from 1-kakaku.com at 2007-03-13 05:16
タイトル : ラストタンゴ・イン・パリ
ある冬の朝、パリのアパートの空室で中年男のポールと若い娘ジャンヌが偶然出会った。2人は爆発的に愛の行為へと突入する。そして孤島のようなアパートで、セックス以外存在しないという生活を始めた…。 イタリアの巨匠ベルナルド・ベルトルッチが、31歳の若さで発表し、世界を震撼させた問題作。『ゴッドファーザー』で名演技を見せたばかりのマーロン・ブランドがポールを演じ、フランスの名優ダニエル・ジェランの娘で、弱冠20歳のマリア・シュナイダーがジャンヌを演じている。ニューズウィーク紙が「まぎれもなく、呆然...... more
Commented by やぎ at 2007-01-10 23:53 x
ステキな画像ですこと!左のおねえさんは私ではありませんが~(´∇`)
この映画は観たことありませんが、どーなんですか?
あんまり、エロエロな画像で、ワタシ的にはエロ度は、★★です。
私がもっともエロを感じた映画のラブシーンは「ブレードランナー」w
デッカードのレイチェルに対する「言葉攻め?」にはグッときました(´∇`)
もうお腹いっぱいで、エロ度★★★★★★★でしょう。
他には「ピアノレッスン」←女性監督らしい官能的なカメラアングルでした
何やら、わけわからんコメントですいません。
久しぶりに見ましたが「ヴァージンキラー」のジャケットはエロエロ。
スコーピオンズは、黒い犬のジャケットも、ヤバイ
Commented by onomichi1969 at 2007-01-11 23:40
やぎさん、こんばんわ。
僕はモロ好きなので、いちばんモロモロの画像を思わず貼り付けてしまいました。。
映画はいいですよ。モロモロだし、結構どぎつい映像ですが、衝撃的な結末も含めて、とても胸にずしっとくるものがありました。
それにしても、やぎさんは天才ですね~。ブレードランナーにエロ度★×7とわ。それもデッカードとレイチェルのやりとりでじわーっときちゃうとわ。すごいなぁ。。
ピアノレッスンは僕も好きな映画。音楽もいいですね。

確かにブログがだんだんとエロエロになってるかもしれないなー
Commented by やぎ at 2007-01-12 23:58 x
わーっ!死にたくなるほどのアホコメント・・削除してほすぃくらいだ。(´∇`)
ブレードランナーの例のシーンはエロエロでごんす。
観返す度に、頭がくらくらして、鼻血が出そうになる私(変態だな)
えっちな映画は苦手なので、視覚的エロよりも、妄想系エロの方が◎!
「ピアノレッスン」は~( ´Д⊂×1000ってとこでしょうか?
うなじのおくれ毛とか、ストッキングに空いた小さな穴、ダンナの犬の動きとか
すごい細かい演出に、ゾクゾクしましたねぇ。
ハーヴェイ・カイテルの弛んだ腹さえも愛しく感じられる、そんな映画。
最近では「ヒストリー・オブ・バイオレンス」の***シーンも・・以下自粛。
今回の、ヘンなコメントだ・・( ´Д⊂
Commented by onomichi1969 at 2007-01-14 00:18
やぎさん、こんばんわ。
なるほど~ やぎさんの感じるツボがよく分かりました。
ただ、ダンナの犬の動きっていうのが、どんなだったかなぁ、と。ちょっと記憶にないのだけど、すご~く気になるので、今度映画を観直して確認してみますw
アクセスカウンター