Rock and Movie Reviews : The Wild and The Innocent

onomichi.exblog.jp

ブログトップ

semスキン用のアイコン01 Steve Miller Band "The Joker"(1973) semスキン用のアイコン02

  

2006年 12月 30日

a0035172_1346103.jpgSteve Miller Band、1973年発表の快作"The Joker" 
このアルバムとシングルThe Jokerの大ヒットによって、Steve Miller Bandは一線級のロックバンドとして、そしてヒットメーカーとしてもメジャーシーンで認められるうようになった。
クールでポップなR&Bとブルース・ロック。このアルバムでスティーブ・ミラーが体現しているのは70年代的な新しいmixedサウンドだろう。それは自ずとクロスオーバー的なサウンドを呼び込む。1970年にCanned Heatが"Future Blues"を発表し、従来のゴテゴテしたブルース・ロックにポップでジャジーな味付けを施し、ブルースにクロスオーバーの風をもたらした。Fleetwood Macはメンバーが入れ替わり、ブルースからポップへ大きくシフトチェンジした。その後も70年代初期の多様化したロックの潮流から、ブルース・ロックはより洗練されポップやR&Bと結びつき、スピーディーなシンプルさが重用されるようになったと感じる。
スティーブ・ミラーは「ゆるい」ボーカルと上記のような洗練されたブルース・サウンドを組み合わせることにより独特の新しい色合いを持ったサウンドを構築して一般の聴衆の心を掴んだ。その後も時代を捉えたポップな曲づくりとシンセを大胆に取り入れたサウンド構成により、長くメジャーシーンを席巻し、70年代のアメリカを代表するロックバンドとなった。確かにそのサウンドは70年代のロックを語るに相応する歩みを見せる。

僕が彼らのうたの中でいちばん好きなのは、Fly Like An Eagle、Serenade、Swingtown だったりする。それは今の時代からみて最も70年的な(クロスオーバーな)雰囲気を持っていながら、現代風のループサウンドを想起させる印象的なリフが特徴的な曲だ。その70年代サウンドは古いけど、古臭さを全く感じさせない普遍的なカッコよさと言うべきものがパッケージされている。(時代は廻るとも言うか) あと、Something To Believe In のような「ゆるさ」も彼ら特有の味わいで僕は好きだな。
[PR]

by onomichi1969 | 2006-12-30 10:21 | 70年代ロック | Trackback | Comments(2)

トラックバックURL : http://onomichi.exblog.jp/tb/4915854
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by やぎ at 2006-12-31 23:41 x
こっちにも、コメント~(´∇`)
このひとは、ブルース系なんでしょうかね?
私の兄がよく聴いていたんですが、シンセサイザーが、ぐにゃぐにゃしてて、あまり真面目に聞いてませんでした。
どのCDに入っていたのは忘れましたが「冬将軍」と「ジェット・エアライナー」って曲は好きでしたが・・
あぁ、今年最後のコメントなのに、何が言いたいんだか
Commented by onomichi1969 at 2007-01-02 04:13
やぎさん、こんばんわ
このひとはブルース系ですね。シンセサイザーぐにゅぐにゅは70年代中期に出した『鷹の爪』とか『ペガサスの祈り』あたりのお得意フレーズですね。ああいうのが当時は斬新だったのでしょうw 「冬将軍」と「ジェット・エアライナー」は両方とも『ペガサスの祈り』からのメロディアスなナンバーで僕も大好きです。
アクセスカウンター