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semスキン用のアイコン01 Kraftwerk "The Man-Machine"(1978) semスキン用のアイコン02

  

2006年 08月 11日

a0035172_2113812.jpgジャーマン・プログレッシブ・ロックの雄、クラフトワークの7枚目のアルバムにして最高傑作と呼ばれるのが"The Man-Machine"(1978)である。
僕はコレと前作"Trans-Europe Express"(1977)しか持っていないので実際のところはよく分からないけど、大体、名盤特集で挙がるのが先の2枚なので、このバンドについてはまずこの2作を押さえておくのが手始めというところだろう。(僕の場合はこの2作で完結という感じなのだが。。)
このアルバムを始めて聴いたのは高校生の頃で、中古レコード屋で見かけた奇妙なジャケットとジャーマン・プログレッシブという響き、クラフトワークというバンド名の堅実さに惹かれてLPを購入した。正直言って、80年代ポップにどっぷりはまっていた少年にとって01 The Robotsはなんとも驚きのサウンドだった。時代はユーロビートやヒップホップの出現を迎えつつあり、ビートやリズム音楽が見直されていた80年も後半のこと。その中で70年代当時の最新テクノ・ピコピコ・サウンドのなんと牧歌的だったことか。ちなみにテクノサウンドとは日本での造語であり、彼らの称号はやはりジャーマン・プログレッシブというのが正しい。彼らがYMOのオリジンであることから、テクノサウンドの元祖と呼ばれるようになったのであるが。

そして、今、改めて彼らの音楽を聴いてみると、それがまた新鮮であることに驚く。プログレッシブというよりも、細野晴臣のアンビエントに近い感じで、その系統で考えれば彼らの音楽を自分の中でうまく捉えられるような気がする。もちろんYMOにもしっかりと通じるのであるが。(と言いつつ、実は僕はYMOの音楽をあまり知らない。むかーし、スネークマンショーで聴いたくらいかな。)
もし、90年代に聴いていたら、同じアンビエントと言えどもそのピコピコサウンド自体が聴くに耐えなかったかもしれないが、今なら逆に十分聴ける。音(音楽)にもなんというか時代のめぐり合わせというものがあると思う。80年代初頭に氾濫した幾多のピコピコの中でも彼らのアーティステックなポップ性は確実に残っていくべきものなのだ。
ロボットやコンピューターのイメージもここ30年でかなり変わったが、彼らの音楽は当時の位置から、その本質的なところを時代を超えて伝えてくれるような気がする。それがとても新鮮なのかもしれない。

02 Spacelabや03 Metropolis、05 Neon Lights も素晴らしい。04 The Modelなどは後のバグルスを彷彿とさせ、80年代ポップの先駆け的な曲でもある。
やはりドイツである。メトロポリスである。ギルドである。そして、クラフトワークはその道のマイスターなのだ。 
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by onomichi1969 | 2006-08-11 02:16 | 70年代ロック | Trackback | Comments(2)

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Commented by ナイアガラ at 2006-08-15 22:44 x
トラバどうもです。

KRAFTWERKはかなり好きですね〜。このアルバムも名作ですよ。
ちなみに現在のKRAFTWERKはSONYのvaioとDAWソフトのみを使ってライブをやっているんですよね。
Commented by onomichi1969 at 2006-08-16 22:38
ナイアガラさん、こんばんわ。
Kraftwerkってまだやってるんですね。全然知りませんでした。素晴らしいことです。彼らの今の音ってどんなものなんでしょう?ちょっと興味が沸いてきますね。
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