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Rock and Movie Reviews : The Wild and The Innocent

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semスキン用のアイコン01 いよいよ本当のワールドカップが始まる semスキン用のアイコン02

  

2006年 06月 24日

今回はほぼ順当なラインナップとなった。
決勝トーナメントからが本当のワールドカップだ。ここから波に乗るチームが優勝するだろう。82年のイタリアも2次リーグから快進撃した。強豪チームにとって、1次リーグは予選の続きに過ぎない。

アジアのチームは残念ながら全滅してしまった。しかし、これが現実だろう。日韓大会の幻想によって、僕らは夢の続きを期待しすぎた。確かにアジアのレベルも上がったが、それ以上に世界のレベルは確実に上がっている。その差は歴然としていると僕は思う。CLのあのハイレベルな戦いを観れば、誰だってそう思うんじゃないのか。あの雰囲気の中に日本選手を思い浮かべることは残念ながらできない。誰があんな強くて速くて正確なパス回しができる?

「アジア最弱」
最近、PRIDEの地上波打ち切りなど、格闘技の世界に不穏な空気が流れているが、それでも10年前に比べたら総合格闘技の認知度は着実に広がっている。総合格闘技の世界では、今や日本の選手も中軽量級でかなり活躍するようになったが、その躍進のきっかけは実は「日本最弱」という痛烈な言葉から始まっている。96年のVTジャパンで当時最強と思われた修斗の日本選手達が海外勢に全滅させられ、日本が強いという幻想は脆くも崩れた。まさに「日本最弱」であった。しかし、総合格闘技はそこから地道な努力を重ねて現在の繁栄があるというのが通説である。
サッカーも同じ。個人のせいにしてはいけない。そういう人は如何に自分が彼らに対して幻想を抱きすぎたかを反省し、もっと世界のサッカーをリスペクトすべきだ。
宮本恒靖がワールドカップ前のインタビューで日本の現状をかなりシビアに捉えていたが、彼らは世界を肌で感じることによって自分たちのレベルを的確に捉えていたのではないか。それが「戦う前から既に負けている」という発想は全然違う。そういった日本的ファナテックな幻想はそろそろ捨てたほうがよい。神風なんて吹かないのだ。(太平洋戦争だってそれで負けた) 

「ドーハの悲劇」は遠い過去じゃない。ちょっと前まで日本はワールドカップに出ることさえできなかったのだし、アジアのチームはその1次リーグですらなかなか勝てなかったのだから。(いくつかの奇跡が幻想となったのはよく分かるけど、、、)

まぁこれからでしょう。いい選手が出てくれば、いい機会にも恵まれる。そういうチャンスはまだまだあると思うよ。

by onomichi1969 | 2006-06-24 08:07 | サッカーW杯 | Trackback | Comments(0)

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