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semスキン用のアイコン01 Jackson Browne etc. "Fast Times At Ridgemont High"(1982) semスキン用のアイコン02

  

2006年 04月 30日

a0035172_0504373.jpg映画が傑作ならば、その音楽も名作である。
80年代初頭の青春映画のサントラにウエストコースト系ロックの大御所達が一同に会した。
ジャクソン・ブラウンにジョー・ウォルシュ、ドン・ヘンリー、ティモシー・B・シュミット、ドン・フェルダー、グラハム・ナッシュにポコ、そして我が愛しのスティーヴィー・ニックス。。

その中でも冒頭を飾るジャクソン・ブラウンの01 Somebody's Babyは全米で大ヒットし、彼の代表曲となった。この曲は映画のヒロインであるジェニファー・ジェイソン・リーがバイト先で声をかけられた年上の男に誘われて、夜のドライブに出かけ、海辺でセックスに至るところで流れる。そう彼女は既に誰かのものなのだと。。。思春期の男の子が常に思い描く憧れの彼女への甘く切ない妄想を題材にしたこの曲が映画のシーンによくマッチしている。音楽は爽やかでチープな80年代的サウンド・オン・レイディオである。70年代の吟遊詩人、社会派のジャクソン・ブラウンがこの軽々しいナンバーを飄々と歌い切ることが、ある意味で80年代初頭のポップな雰囲気をよく映しているとも言えよう。

<Somebody's Baby のPV!> ←クリックすると始まるので音量注意!!

ドン・ヘンリーの甘いバラードやドン・フェルダーの如何にもウエストコースト系って感じの涼しいロックも晴やかだ。スティーヴィーのラブリー・ハスキーを聴けるのも嬉しい。そして、何といってもこのアルバムの中では、ティモシー・B・シュミットの名作カバー05 So Much in Loveが素晴らしい。彼の透明感溢れる歌声がアカペラの名曲によく映える。この曲は最近CMで流れて有名になった。確かに大御所達の競演がとても華々しく、これもまた80年代チックなのだが、それにも増して、実はこのアルバムは当時のニューウェイブ系の若手ロッカーたちの曲が結構聴かせるのだ。Gerard McMahonやRavynsなどという聞いたこともない名前のミュージシャンが歌う曲06 Raised on the Radioや07 The Look in Your Eyesがなかなかよい。The Go-Go'sやOingo Boingoなんていう色物的なグループの曲もグルービーだ。そして、このアルバムでは(当時華々しくデビューした)Louise Goffinの歌も聴ける。。。そう彼女はキャロル・キングとジェリー・ゴフィンの娘だ。彼女の曲04 Uptown Boysも甘ったるい分だけこの映画にぴったりかもしれない。
そうそう青春と言えば、やっぱりグラハム・ナッシュ、そしてポコ。70年代のミュージシャン達が80年代的に輝いています。。

まさに映画のBGMに適したライトな佳曲を集めたサウンドトラックの王道的な名作アルバム、それが"Fast Times At Ridgemont High"(1982)なのだ。

Original Soundtrack "Fast Times At Ridgemont High"(1982)
1. Somebody's Baby / Jackson Browne
2. Waffle Stomp / Joe Walsh
3. Love Rules / Don Henley
4. Uptown Boys / Louise Goffin
5. So Much in Love / Timothy B. Schmit
6. Raised on the Radio / Ravyns
7. Look in Your Eyes / Gerard McMahon
8. Speeding / The Go-Go's
9. Don't Be Lonely / Quarterflash
10. Never Surrender / Don Felder
11. Fast Times (The Best Years of Our Lives) / Billy Squier
12. Fast Times at Ridgemont High / Sammy Hagar
13. I Don't Know (Spicoli's Theme) / Jimmy Buffett
14. Love Is the Reason / Graham Nash
15. I'll Leave It up to You / Poco
16. Highway Runner / Donna Summer
17. Sleeping Angel / Stevie Nicks
18. She's My Baby (And She's Outta Control) / Jost/Palmer
19. Goodbye, Goodbye / Oingo Boingo

映画のレビューは、こっち!
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by onomichi1969 | 2006-04-30 00:55 | 80年代ロック | Trackback(1) | Comments(2)

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Tracked from おんがくのあるせいかつ at 2006-10-04 23:03
タイトル : 「Somebody's Baby」・・Jackson B..
今回は、手抜き全開です!(つまりは、ネタ切れとか?)いつもは、CD丸ごと1枚に... more
Commented by yanz at 2006-05-03 10:31 x
onomichi1969さん,はじめまして.hyumaさんのblogから来て以来,いつも拝見しております.
紹介されているアルバムを拝見するに,たぶん同時代の音楽を聴いてきたように思います(^^)
この記事を読んで,無性にJackson Browneが聴きたくなり,ラックから引っ張り出してきて,今聴いています.So Much in Loveは山下達郎もカバーしてました.Gerard McMahonはアルバムを買った記憶があります.
最後になりましたが,リンクさせてもらいました.では.

Commented by onomichi1969 at 2006-05-03 19:29
yanz様、はじめまして、ようこそです。
僕はJackson Browneのアルバムを今でもよく聴きますね。ファーストから"Lawyers in Love"まで持っていますけど、"Lawyers in Love"だけがアナログ盤というのがミソかもしれません。。。彼の作品にはアルバム毎に色合いがあって、その変化を楽しむことができます。
So Much in Loveは、山下達郎のカバーもいいですね。さすがのアカペラって感じで。

こちらからもリンク貼らせていただきますね。では。
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