山本七平 『「空気」の研究』
2006年 01月 25日
最も効果的な経済調整とかなんとか、その為の犠牲は一切厭わず。
最近のメディアの風景、僕には一種の狂想曲のように思えるが、改めて日本を支配する「空気」というその存在そのものを感じさせる。
さて、「空気」について本格的に研究を行ったのは、山本七平であり、それは『「空気」の研究』という本に纏められている。日本では、と書いたが、実際に世情や世評、或いは世の中の動向そのものが「空気」によって支配されるのは日本独特のものであるからして、「空気」の研究とは日本論そのものになる。
日本でのある種の決定はその場の空気によって行われる。
戦艦大和が出撃したのは、その場の空気のせいだった。
そして、今でも、僕らを支配しているのはその空気なのかもしれない。
by onomichi1969 | 2006-01-25 02:46 | 本 | Trackback | Comments(4)
「ホリエモンを持ち上げたメディアは悪い?」っていう投票が
あったので早速投票してきました( ̄∀ ̄)
ワタシの意見は「モチ!悪い」( ̄m ̄*)
あんだけ持ち上げといて今のコレはないですよねw
メディアはスポンサーが絡んだりすることが多いので、
偏った内容しか流せないモノだと認識してるワタシでつ( ̄m ̄*)ぇ。ww
メディアなんてそんなものでしょう。ただ空気を煽っているだけ。
本来報道や映像というものも演出が絡む限り、主観的でしかありえないと僕は思っています。客体報道なんてありえないと。
しかし、ニュースは常に自身が客観的であることを強調しておきながら、結局は誰もがその場の空気に従わされ、言わされているだけなのだと思うのです。誰かその場の空気を打ち破るような本音を「ズバっ」と言って欲しいものです。
そうそう、森達也監督が「出版ニュース」という業界の小冊子の巻頭に寄稿していて(メインテーマは憲法)、かれがずっと取材したいとおもって追っているテーマは中森明菜と今上の陛下なのだそうです。実際、千代田区1番地に何度も電話してお手伝いさん!?とは話したとか! ずっとマイナかもしれませんがジャーナリストの原点ってそういう蛮勇かもしれないと感心しました。
森達也にはそろそろ新しいドキュメンタリーを撮ってもらいたいですね。確かに中森明菜なんて面白そう。かなりぶっちゃけた内容になるんだろうなぁって期待。
陛下は、、、難しいでしょうね;; やるからにはちゃんと対象と対等に向き合ったものでないと駄目でしょうから。。。