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semスキン用のアイコン01 Alice Cooper "Greatest Hits"(1974) semスキン用のアイコン02

  

2013年 01月 04日

a0035172_047346.jpgアリス・クーパーの74年に発売されたベスト盤である。
1971年のLove It to Deathから1973年のMuscle of Loveまで、the Alice Cooper Groupによる5枚のアルバムからの選曲。グラムロック時代、初期のポップ且つヘヴィーなロックテイスト溢れる楽曲をシングル中心に集めている。最大のヒットは72年に全米で7位、全英で1位を記録したSchool's Out。

元祖ヘアメタル? いや、これぞアメリカン・ストレート&へヴィー・ロックの原点である。
その後に現れるKISSやTwisted Sistersにもつながるアカルイハードロックである。彼と彼の音楽は、70年代、政治の時代の終焉と共に必然的に登場したキャラクター主義のはしりとも思える。70年代をすっとばし、80年代っぽいサウンドでもある。70年代前半にしてその後のポップを先取りしている。無思想で下品、誰もが楽しめる大衆ロックである。しかし、80年代的な色褪せを感じさせない。70年代初期のテイスト故に、今聴いても新鮮でカッコいい。ある意味でこの時期の彼特有の時代を超越したサウンドと言っていいかも。

独特のハスキーボイス。へヴィーなギターサウンド。リズム隊の音もよく響く。シンプルなハードサウンドI'm Eighteen、フォーク風グラムな味わいのDesperado、リック・デリンジャーのギターが炸裂するUnder My Wheels、サウンドと演奏共にカッコいい名曲Be My Lover、80年代的なポップサウンドNo More Mr Nice Guy。曲もバラエティに富んでいる。アルバムだったら、1971年の2作、Love It to DeathとKillerがいいかな。

1974年以降、アリス・クーパーはバンドサウンドをあっさりと手放し、ポップに徹するようになる。表層的なキャラの確立と共に彼の楽曲的な個性は急速に失われていくのだ。それもまた時代の必然か。

アリス・クーパーは、1970年代後半以降の低迷期を経て、80年代の終わりに復活する。それも先駆者の必然的な成行、時代は巡り、流行は常に先祖返りするものだから。あとはキャラクターの力だろう。

最近はライブと共に映画にも自身の役で出演、還暦過ぎても相変わらずのご活躍である。2011年にはロックの殿堂入りとのこと。時代を超越し、継続は力なりかな。
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by onomichi1969 | 2013-01-04 11:20 | 70年代ロック | Trackback | Comments(0)

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