Rock and Movie Reviews : The Wild and The Innocent

onomichi.exblog.jp

ブログトップ

semスキン用のアイコン01 ミッドナイト・イン・パリ "Midnight in Paris" semスキン用のアイコン02

  

2012年 06月 04日

a0035172_1421328.jpg前作『人生万歳』に続くウディ・アレンの傑作映画。

夜12時の鐘と共に現れる幻想のパリ。タイムスリップ? 死者たちの徘徊? それとも壮大な夢オチ? まぁ、そんなことはどうでもいいか。旧き良きロマンをこよなく愛する主人公が迷い込むのは1920年代のパリ。当時のパリは狂騒の街と呼ばれ、禁酒法のアメリカから多くの異邦人がやってきて、毎夜のどんちゃん騒ぎが繰り広げられていたという。芸術家達が集うカフェで生まれる新しい時代の潮流。シュール・レアリズムからアール・デコ。そして、エコール・ド・パリ。その舞台に登場するのは、フィッツジェラルド夫妻、パパ・ヘミングウェイ、ピカソ、ダリ、ルイス・ブニュエルといった著名な若き芸術家達。主人公は、そんな魅惑の世界の中、芸術家達に愛されるファム・ファタール的な美女アドリアナに恋をする。恋する2人のタイムトラベルはさらに時代を下り、ベル・エポックのパリへ。伝説のマキシムに集うのは、ロートレック、ゴーギャンにドガ。彼らはそこで古き良きルネサンスの時代を語り始める。

主人公は悟る。古き良き時代への憧憬はどの時代にもあるファッションのようなものだと。そして、彼は現代のパリを生きていく決心をする。ロマンだけはしっかりと胸に携えて。(主人公が古い時代を生きられない理由がウディ・アレンらしくて笑ってしまった)

なんだかんだ言いつつ、主人公は3人の女性に恋をする。レイチェル・マクアダムス、マリオン・コティヤール、そして、レア・セドゥー。それぞれに魅力溢れる女性たち。いやはや、人生万歳。何でもアリだ。最後に主人公は、レアとアレクサンドル三世橋の上で再会し、雨が降り始める中、傘もささずに2人して歩き出す。別れがあって、出会いがある。切なくも希望に満ちた、とても素敵なシーンだった。

ウディ・アレンは、ニューヨークの街とそこに住む人々の風景を撮り続けてきた人。最近はNYを飛び出して、すっかり世界のアド街ック、街の観光案内的な映画を撮り続けているのだけど、街そのものが主役ならば、それもまた良し。次回作はロンドン。次々回はローマとのこと。これらも楽しみ。2011年アメリカ映画
[PR]

by onomichi1969 | 2012-06-04 08:23 | 海外の映画 | Trackback(1) | Comments(0)

トラックバックURL : http://onomichi.exblog.jp/tb/15482955
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from soramove at 2012-06-13 21:57
タイトル : 映画「ミッドナイト・イン・パリ」戻れるならいつの時代が良..
「ミッドナイト・イン・パリ」★★★★ オーウェン・ウィルソン、レイチェル・マクアダムス、 キャシー・ベイツ、エイドリアン・ブロディ、カーラ・ブルーニ 、 マリオン・コティヤール、マイケル・シーン出演 ウディ・アレン監督、 94分、2012年5月26日公開 2011,スペイン、アメリカ,ロングライド (原題/原作:Midnight In Paris ) <リンク:人気ブログランキングへ">>→  ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい← ウディ・アレンが第84回アカデミー賞脚本...... more
アクセスカウンター