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semスキン用のアイコン01 J. Geils Band "Blow Your Face Out"(1976), "Full House"(1972) ~ボストンの栄光を祝して~ semスキン用のアイコン02

  

2004年 10月 30日

J. Geils Band \"Blow Your Face Out\"(1976), \"Full House\"(1972) ~ボストンの栄光を祝して~_a0035172_103815.jpgJ. Geils Band \"Blow Your Face Out\"(1976), \"Full House\"(1972) ~ボストンの栄光を祝して~_a0035172_10133293.gif 
J. Geils Bandの2枚目のライブアルバム"Blow Your Face Out"(1976)。このボストン出身のロックバンドの真骨頂はライブにある。僕は彼らの3枚のライブアルバムを持っているが、どれもみな素晴らしい。ピーターウルフのブルース魂が炸裂する初期の傑作"Full House"(1972)も最高のライブアルバムだ。(出だし2曲から完全にノックアウトされるよ) 後期"Showtime!"(1982)のポップで軽快な味わいも悪くない。だが、やはり1枚選ぶとすれば、中期の2枚組ライブ大作"Blow Your Face Out"(1976)か。このアルバムは、彼らが最もノリにのってる時期のライブシーンを最高の形で切り取った熱きロックンロールアルバムなのである。
ピーターウルフのセクシーでワイルドでラウドなボーカルスタイルには誰もが痺れるだろう。もちろん彼独特の魂を搾り出すようなR&Bテイスト溢れるシャウトに、元DJの特徴をいかした早口ラップ、観客煽りまくりステージングにも圧倒される。J.ガイルズの飛ばしまくりのギター、マジック・ディックの吹きまくりのブルースハープも最高だ。
このアルバムは、全曲全開ブルースフルアクセルの’Full House’に比べると、いくつかのバラードソングを加えてバラエティに富んだ構成になっている。彼らの荒削りでゴツゴツとした味わいに魅力を求めるなら"Full House"になるだろうが、より落ち着いて聴かせるアルバムとなればやはり円熟さを漂わせる"Blow Your Face Out"に軍配が上がる。<まぁ要は甲乙つけがたいのだなぁ> 
とにかく、、、アメリカのストーンズと呼ばれたJ. Geils Band。スタジオ盤はともかくとして、ライブ盤に限って言えば、確実にストーンズを凌駕している。これは、間違いない! ボストン万歳!!
J. Geils Band \"Blow Your Face Out\"(1976), \"Full House\"(1972) ~ボストンの栄光を祝して~_a0035172_10104465.jpg

by onomichi1969 | 2004-10-30 10:08 | 70年代ロック | Trackback | Comments(0)

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