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semスキン用のアイコン01 Fleetwood Mac "Live at the BBC" ~ブリティッシュ・ブルーズ・ロックの王道~ semスキン用のアイコン02

  

2004年 10月 15日

a0035172_23542613.jpgフリートウッド・マックが大好きである。このバンド、中心人物がコロコロ変わっていくが、何故かどの時代も例外なく好きなのである。(ミック・フリートウッド(dr)とジョン。マクヴィー(b)だけは常に変わらない。だからバンド名も変わらないw) 大別すると、ピーター・グリーン/ジェレミー・スペンサー/ダニー・カーワンが中心となった初期、ボブ・ウェルチ/クリスティン・マクヴィーが中心の中期、リンジー・バッキンガム/スティーヴィー・ニックスが加入し「Rumors」等の大ヒットを飛ばした後期に分けられるだろう。この3つの時代で音楽性は全然違う。
初期フリートウッド・マックとは、別名ピーター・グリーンズ・フリートウッド・マックという。完全なるブルーズ・ロック・バンドである。彼らの地位を確立した2ndアルバム「Mr Wonderful」や名曲「Black magic woman」を含む3rd「Pious Bird Of Good Omen」、USのコンピレーション盤「English Rose」、音楽性の幅を広げた「Then Play On」などのの幾つか傑作アルバムを残している。
初期フリートウッド・マックと言えば、ピーター・グリーンが常に注目されるが、実は3人のタイプの異なるコンポーザー/ギタリストが存在し、そのバランスが絶妙なのである。ブルース求道者のピーター・グリーン、ロックンロール大好きジェレミー・スペンサー、そして優しきフォークロア愛のダニー・カーワン。(ある意味で、ZEPのスーパーコンポーザー/ギタリスト、ジミー・ペイジを3つに分けたらこんな感じになるのではないだろうか。というか、この3人を融合し、ハードな味付けをするとジミー・ペイジになるか。なんとなく。。。) そんな3人の全く違った個性が楽しめるのが「Live at the BBC」(1995)だ。これは67-70年にBBCに残した音源を集めたコンピレーションアルバムであるが、彼らのオリジナルソング以外にも様々カバー曲が収録されている。特にジェレミーのプレスリーばりのロックンロールソングは結構聴きどころではないだろうか。
もちろん、オリジナルソングもライブ感覚の演奏が映えている。一曲目の「Rattlesnake Shake」はロングバーションのインプロヴィゼーションが痺れるし、名曲「Stop Messin' Round」や「Albatross」、「Oh Well」もオリジナルアルバムとは違った味わいで魅せる。
実は、僕はこのアルバムのUS盤をイトーヨーカ堂のワゴンセールで見つけた。購入価格1100円(新品)。その日1日、すごく得した気分でアルバムを聴きまくったことは云うまでもない。
まぁとにかく、フリートウッド・マックのアルバムはどれもお薦めだけど、この「Live at the BBC」は値段だけではなく、曲目、演奏、どれをとってもかなりお得なアルバムなのだ。

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Fleetwood Mac "Heroes Are Hard to Find"(1974)のレビューはこちら!
Fleetwood Mac "Bare Trees"(1972)のレビューはこちら!
Fleetwood Mac "Rumours"(1977)のレビューはこちら!
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by onomichi1969 | 2004-10-15 23:58 | 60年代ロック | Trackback(1) | Comments(4)

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Tracked from 廃盤日記(増補改訂版) at 2005-01-12 10:29
タイトル : ★THE DIG presents DISC GUIDE..
  昨年暮れにシンコーミュージックから発売された雑誌『THE DIG』のディスクガイドシリーズ最新刊がこの『BLUES ROCK』です。本体価格2000円+税。 またいつものカラフルなディスクガイドブックの一冊かあ〜と思い、HMV某店の書籍コーナーの一角で立ち読みをはじめたのが運のつき(!)。気が付けば昼休みの1時間を全部立ち読みで使ってしまいましたー、まったく馬鹿ですね(苦笑)。で、普通ならそのまま立ち読み終了で「THE END」ということになってしまうのでありますが、ところがどっこいこの本は違い...... more
Commented by Todd-P at 2004-10-17 09:49
初めまして。
フリートウッド マックにそんなスゴイアルバムがあるんですか?!
自分は最新アルバム「SAY YOU WILL」から入っているので、その時代があったのは知っていますがonomichi1969さんの記事を見てとても興味が出てきましたよ。(笑)
はじめはリンジー バッキンハムの作曲能力とギタープレイに惹かれましたが、最近はミック フリートウッドのドラムを聴き入っています。
スネアやハイハットの入れ方が絶妙です。勉強になります。(^ー^)
Commented by onomichi1969 at 2004-10-17 12:44
はじめまして。
フリートウッド・マックのBBCライブはスゴイです。これは間違いない!・・・といっても、あくまで僕の個人的見解ですので、そこのところよろしくお願いしますw ブルース・ロック好きの方は必聴だとは思いますけど。。。
ミックとジョンという堅実なリズムセクションがいてこそのフリートウッドマックですよね。僕は'Black Magic Woman'のドラミングが大好きです。

Todd-Pさん、あなた様にとても感謝してます。
僕は恥ずかしながら、「スマイル」の発売を知りませんでした;;
今日、あなた様の記事を読んで初めて知ったのです。<「なんてこったー」と家で唸ってしまいました> 有難うございました。
「スマイル」は早速、買いました。もうエンドレスで聴いてますw 素晴らしい。。。
Commented by つぶやきトニー at 2010-12-20 15:30 x
このアルバム私も持っていますが、3人3様のギターリストがそれぞれ補完しあい作品を仕上げています。リードギターの向こう側でサイドギターが微かに響いたり、リズムを刻んだりもうこんなバンドは出てこないでしょうね。
Commented by oNOMICHI1969 at 2010-12-29 00:08
マック青春期の集大成的なアルバムですね。ギタリストの個性が曲毎に発揮されていてバラエティに富んだつくりになっています。
とても楽しい作品です。
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